DynaFont Online 価格改定のウラには? 2017/05/27
またまともに眠れず目が覚めちゃったので、フォントの考察記事を。Twitterにも書いたことなんだけど、ここでも少し…。
去年春に始まった、DynaFontのWebフォントサービス『DynaFont Online』。17日に、価格改定するという発表があったようだ(こちら)。
TypeSquareも、今でこそ大手のWebフォントサービスとなったけど、2012~2013年頃は、2年近く無料でWebフォントが全部使えるプランを続けていたんだよね。有料プランが始まったのは、2014年に入ってからだった。僕も一時期このブログで使っていた。(2017年5月現在はFontStreamのWebフォントを使用中)
かつてのTypeSquareの長~い無料プラン継続も、今回のDynaFont Onlineの価格改定も、おそらくほぼ誰も使っていなかったからだろうね…。たとえごくわずかでも企業サイトなどでの採用事例があれば、即紹介されていただろうに、この1年DynaFont Onlineに関するニュース自体がほとんどなかったもの…(この価格改定と同日にようやく、採用事例が1つ紹介された)。TypeSquareも、採用事例が多く掲載されだしたのは割と最近の話だし。
現在、TypeSquareは、MORISAWA PASSPORTの契約でWebフォント全書体の使用権も提供されるようになったし(PVに制限があるが)、FONTPLUSは少々値が張るけど非常に多くのベンダーの数多くのWebフォントが使えるし…ってメリットがある。それらと比べると、DynaFont Onlineには僕は魅力を感じない…。
個人が自分のブログやHPにフォントを使うのに(非商用利用)、1年で7,200円も払うだろうか?DynaFontの、それもWeb上でしか使えないサービスに?商用利用だって、Webフォントだけに1年72,000円も払うなら、OTFも使えるモリパス契約してTypeSquare使おうってなると思う…。
DynaFontといえばパッケージフォント。昔から安さをウリにしているじゃん?それだったら、パッケージ収録のTrueTypeフォントと一緒に、全書体とは言わないから、Webフォントの使用権も売ったら良いんじゃないか?と思う。通常の(TTF・OTF)フォントとWebフォントを分離したら、いくらWebフォントを安価に提供しているつもりでも高く見える。そんな気がする…。「何でWebサイト上でしか使えないフォントに金払わなきゃならないんだ!」って考えるユーザーも、まだまだ多くいると思うし。(僕もそう思っていた時期がありました…)
ここ2~3年くらいでもWebフォントの使用例は増えてきたけど、無料で使えるGoogle FontsのNoto Sans(源ノ角ゴシック)や、Webフォント化OKのフリーフォントをWebフォント化したものが多い所を見ると、皆、Webフォントに充分興味・関心はあるけど、お金を出すのは…ってためらっているんじゃないかな。
Webフォント自体は今後、間違いなく、ますます普及していくと僕は思っているんだけど、デジタルフォント黎明期から現在まで生き残れたフォントベンダーがごく限られてきたように、Webフォントサービスもそうなっていくんじゃないかな、と思っている。(現に2010年代になってから開始されたWebフォントサービスで終了したものも既にいくつかあったはず…)
DynaFont Onlineはどうなるだろう。いろいろ言ったけど、DynaFont愛好家(笑)の僕は、DynaFont Onlineも発展して欲しいなぁって、密かに期待しているんだけどね。大して使ったこともない癖に、自分の見識の狭さを棚に上げて、少々見た書体見本や使用例だけで、「ダイナフォントは使えない」と決め付ける、モリサワやフォントワークスばかりを崇拝する人達からの非難に負けず…今後も良いフォントやサービスを考えていって欲しいな。
以上、ィヨロシク!!
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またまともに眠れず目が覚めちゃったので、フォントの考察記事を。
Twitterにも書いたことなんだけど、ここでも少し…。
17日に、価格改定するという発表があったようだ(こちら)。
TypeSquareも、今でこそ大手のWebフォントサービスとなったけど、2012~2013年頃は、2年近く無料でWebフォントが全部使えるプランを続けていたんだよね。
有料プランが始まったのは、2014年に入ってからだった。
僕も一時期このブログで使っていた。(2017年5月現在はFontStreamのWebフォントを使用中)
かつてのTypeSquareの長~い無料プラン継続も、今回のDynaFont Onlineの価格改定も、おそらくほぼ誰も使っていなかったからだろうね…。
たとえごくわずかでも企業サイトなどでの採用事例があれば、即紹介されていただろうに、この1年DynaFont Onlineに関するニュース自体がほとんどなかったもの…(この価格改定と同日にようやく、採用事例が1つ紹介された)。
TypeSquareも、採用事例が多く掲載されだしたのは割と最近の話だし。
現在、TypeSquareは、MORISAWA PASSPORTの契約でWebフォント全書体の使用権も提供されるようになったし(PVに制限があるが)、FONTPLUSは少々値が張るけど非常に多くのベンダーの数多くのWebフォントが使えるし…ってメリットがある。
それらと比べると、DynaFont Onlineには僕は魅力を感じない…。
個人が自分のブログやHPにフォントを使うのに(非商用利用)、1年で7,200円も払うだろうか?
DynaFontの、それもWeb上でしか使えないサービスに?
商用利用だって、Webフォントだけに1年72,000円も払うなら、OTFも使えるモリパス契約してTypeSquare使おうってなると思う…。
DynaFontといえばパッケージフォント。
昔から安さをウリにしているじゃん?
それだったら、パッケージ収録のTrueTypeフォントと一緒に、全書体とは言わないから、Webフォントの使用権も売ったら良いんじゃないか?と思う。
通常の(TTF・OTF)フォントとWebフォントを分離したら、いくらWebフォントを安価に提供しているつもりでも高く見える。そんな気がする…。
「何でWebサイト上でしか使えないフォントに金払わなきゃならないんだ!」って考えるユーザーも、まだまだ多くいると思うし。(僕もそう思っていた時期がありました…)
ここ2~3年くらいでもWebフォントの使用例は増えてきたけど、無料で使えるGoogle FontsのNoto Sans(源ノ角ゴシック)や、Webフォント化OKのフリーフォントをWebフォント化したものが多い所を見ると、皆、Webフォントに充分興味・関心はあるけど、お金を出すのは…ってためらっているんじゃないかな。
Webフォント自体は今後、間違いなく、ますます普及していくと僕は思っているんだけど、デジタルフォント黎明期から現在まで生き残れたフォントベンダーがごく限られてきたように、Webフォントサービスもそうなっていくんじゃないかな、と思っている。(現に2010年代になってから開始されたWebフォントサービスで終了したものも既にいくつかあったはず…)
DynaFont Onlineはどうなるだろう。
いろいろ言ったけど、DynaFont愛好家(笑)の僕は、DynaFont Onlineも発展して欲しいなぁって、密かに期待しているんだけどね。
大して使ったこともない癖に、自分の見識の狭さを棚に上げて、少々見た書体見本や使用例だけで、「ダイナフォントは使えない」と決め付ける、モリサワやフォントワークスばかりを崇拝する人達からの非難に負けず…今後も良いフォントやサービスを考えていって欲しいな。
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コメント
忌憚のない、かつ貴重なご意見ありがとうございます。
映像関係で使いづらいというのはよくわかります。
英数字の天地が揃っていない(特にOpenType版)のも非常に気になりますし、そこに関しては、僕もダイナフォントを評価できません。
実際、映像関係でダイナフォントが使われていると、英数字だけ大きめにして和文と天地を合わせたりしていますね…。
基本書体は充実していませんし、デザイン的にも良くありません。
そこは、僕も評価していません。
ただ、ユーザー対応に関しては、個人で使っている僕は逆を感じています。
DynaSmartを契約しているのですが、メールを送れば即返事が来ますし、電話などで細かい質問をしても、懇切丁寧に答えてくれます。
モリサワも、決して悪くはないでしょう。迅速な対応をしてくれます。
その一方で、FWは劣悪過ぎます。
学生向けLETSを契約した際も、入金確認を10日経ってもして来ず、こちらが連絡して「あ~、はいはい」と言わんばかりに対応する始末です。
あまつさえ、今年の新書体の提供が、システムの不具合の関係で、学生向けLETSでのみ3週間くらい遅れたのですが(『パルラムネ』などを手にできたのは4月下旬です)、サイトには一切掲載されず、「困っているのは僕だけではないはずなのでそれは掲載すべきでは?」という問いかけにも応えてもらえませんでした。
所詮はフォントのデザインだけで成功したベンダーでしょう。
…と、こんなふうに言っていますが、一応、DTPや映像関係の人がダイナフォントに対して抱いている評価はそこそこ知っているつもりです。
ですがモリサワだって、(ダイナほどではないけど)英数字は和文より小さいフォントが多いし、新ゴやリュウミンなどの主要フォントのペアカーニング対応をいつまでもしないし、たかデザインやタイプラボ、コンテスト受賞フォントなど、他社から提供されているフォントについて作者名を一切掲載しないなど、不誠実さは感じますよ…。
ゴナと新ゴの一件も、タイプフェイスデザインについての著作権への認識が甘い人達による裁判であったから、「迷宮入り」しただけかもしれないし、「新ゴがゴナのパクリではない」と言える確証はないと僕は思っています。
――実際に仕事でフォントを使っている方から、貴重な話が聞けたと僕は思っています。改めて、ありがとうございました。
2017/06/24 21:49 takumi URL
…ということですが、映像関係のテロップやCGを作る立場から、その理由を書きます。
ダイナフォントがダメだと思う理由はいくつかありますが、ざっくり言うと「漢字はともかく、ひらカタのデザインが不安定」「漢字と英数の天地差が極端」「英数だけが同ウエイトの漢字ひらカタと比して太すぎる書体もある」といったところでしょうか。
ダイナフォントはユーザー対応もいい加減だし(製品について確認したいことがあって連絡を取っても、担当者不在。後ほどの連絡をお願いしてもそのまま放置されたことが何度もある)、そういう所も含めてダイナフォントは他社と比して「優しくなく、使い勝手が悪い」と思っています。
…ということで、実際に使用した上で「ダイナは基本的にダメな書体が多い」「モリサワやフォントワークスの方が絶対的な使い勝手は良い」と言っている人もおります。
ダイナを相当ディスっておりますが、それでも類似書体のない「相撲体」や「ひびゴシック」「麗雅宋」「クラフト墨」などは、他との差別化という意味で必要なのかなと思います(けど英数が漢字ひらカタと比して小さすぎるのは何とかして欲しいなぁ…)。
長々失礼いたしました。
2017/06/24 17:30 仕事でフォントを使う人。 URL